原付2種で和歌山県潮岬限界ツーリング①
今年初めてのRV125でのロングツーリング。
今回のツーリングの目的は・・・
原付2種スクーターで本州最南端
和歌山県潮岬を目指す。
でございます(^^)
昨年夏の東北周遊で本州最北端、および最東端を制覇したのに続く突端制覇です。
ちなみに、年に何回か実施しているこの限界ツーリングは、
通常、近場のお買い物や通勤など、限られた用途に使用するバイクである
原付2種スクーターで、敢えて超長距離のツーリングを行うことで、
普通の旅行や大型バイクでのツーリングでは味わえない達成感を得るとともに、
小型バイクで長時間走ることによる高負荷で体力、気力、精神力を鍛え、
改めて日常の暮らしや自分の置かれている環境の恵みに感謝するという
修行の目的もあります。(旅の修行僧をイメージすると良いですね)
夢にときめけ!!
明日にきらめけ!!
の精神で今回の限界ツーリングも走って参りたいと思います。
出発は3月29日の午後5時11分。
この日は勤務明けで自宅に帰ってから少しでも睡眠を取ろうとしたものの
マイスリーの力を借りても寝付くことができず、
結局、完徹状態のままツーリングに出発することになりました。
こちらは出発前の車体お浄めのお酒です(飲んでないですよ)
都内は平日の夕方の帰宅ラッシュ時間帯。
ところどころで断続的な渋滞が発生しておりましたが、
原付2種ならではの機動力を生かしながら前に進みます。
こちらは大手町付近。
大きいビルですね(^^)
その後、国道246号に入るも、
都内では赤坂、渋谷付近。
神奈川県内では二子玉川~川崎や厚木近辺で渋滞にハマり、
思うようなペースで走行できないでいました。
ようやく道路が空いてきたのは座間付近からでした。
国道246号が山間部に入ってところで、
道の駅ふじおやまに立ち寄りました。
日中は初夏の暑さであったものの、さすがに山間部走行は非常に寒く、
ここでライディングジャケットのインナーを着ました。
この時期のような難しい気候の時の長距離ツーリングでは、
初夏~厳冬期の如何なる気温状況にも対応できる装備を持参しています。
適切に温度変化に対応することが、体力を削がない最大のポイントです。
また、上の写真のタンクバックにも備わっているような発光素材を用いた
ライディングジャケットで夜間の視認性を向上させるほか、
Hit-Air (バイク用エアバック) も当然装備しております。
安全意識を高く持つことも大事です(^^)
その後、御殿場からの国道246号
沼津からの国道1号走行は渋滞も無く快調。
予定よりペースが遅れていたため、ややハイスピードで走行します。
当初の計画では、午前0時自宅出発で
再考の結果、静岡市内でビバーグすることに予定を変更したため、
予定ではここに午後10時到着でしたが、渋滞の影響が響いたため、
約1時間遅れの11時到着となりました。
今まで、何度も目の前は通っておりましたが、立ち寄るのは初めてです。
古くからある健康ランドのようです。
本来、入館料は2050円のところ、
事前にクア・アンド・ホテル会員登録を行ったため、
1510円で入ることができました。
午前3時以降は深夜料金が掛かってしまうため、
今後の伊良湖までの所要時間を鑑みて3時前までの滞在と決めました。
本当は道中で夕食を済ませる予定でしたが、時間が押したため、
小休憩2回のみでここまで走ってきたため、さすがに腹が減りました(^^:
まずは食事です。
鉄火丼を注文。なかなか美味しかったです(^^)
こちらの健康ランド、昔からあるだけあって、
館内は今時珍しい昭和~バブル期の雰囲気が漂う造りでした。
立派な造りではありますが、近年多く開業している
高級志向のスパや温泉と比べると、清潔感や造りに見劣りする感がありますが
まぁ、今回は中継地点。立地上の利があるので良しとしましょう。
仮眠を取るために仮眠室に入りましたが、
ネットの写真と異なり、ここは古く汚い畳の小部屋に布団で雑魚寝。
しかも周囲のイビキがかなり酷く、とても居られる環境ではないため、
シアタールームで休むことに・・・(^^:
確実に睡眠時間を確保するため、ここでもマイスリーを飲み、
約2時間程仮眠を取ることができました。
出発は予定通りの午前3時。
まだまだ伊良湖岬までは中間地点。夜間の空いている道を
ひたすら爆進します。
こちらは清水港。
やはり、たった2時間でも仮眠の効果は大きく
頭がスッキリした状態でツーリング再開です(^^)
迂回を余儀なくされますが
深夜のこの時間は混雑なども無く、至ってスムーズに走れました。
浜松市内を走行中に夜が明けました。
国道1号とは別れを告げ、ここからは国道42号に。
愛知県に入りました。
風が強く、とても寒いです(^^:
走っていると風で煽られるほどの強風に、
フェリーの運航が若干心配になりました。
伊良湖フェリー乗り場には、7時30分頃に到着しました。
ここまで長かった長かった(^^:
どうやら、フェリーは問題なく運行する予定のようです。
ここまで来て欠航では、計画が全て頓挫してしまうので、
ひとまず安堵致しました(^^)
7時40分にターミナルが開き、乗船券を購入します。
運賃は125CC以下の二輪車で、往復券購入で5560円です。
少し、お高い感は否めないですね(^^:
伊良湖発始発の8時10分のフェリーです。
鳥羽上陸後は紀伊半島を南下するので、始発乗船は必須でした。
間に合って良かったです(^^)
バイクは最初に乗船し、側壁に固定します。
東京湾フェリーより頑丈ですね。
船に乗ると、必ずデッキで過ごし船旅を楽しみますが、
さすがにここでも仮眠を取らないと体が持たないため、
船旅を楽しむのは帰路のフェリーに取っておくことにしました。
船内で330円を払い、特別室へ。
こちらの特別室、たった330円を支払うだけでこの設備の良さ。
船内も一般室と比べると静かなので、大変オススメです。
伊勢湾フェリーに乗られる場合は、是非とも特別室を利用しましょう。
いよいよ出港します(^^)
天気晴朗ナレド波高シ
始発便だったので、ゆっくりソファーで足を延ばし休息を取りました。
そこまで大きなフェリーではないですが、
さすがはスタビライザーによる姿勢制御が伴った現代船。
私としては物足りないレベルの揺れは心地良いゆりかごとなりました。
55分の船旅のうち、約30分ほどは寝て過ごし、
ゆっくり過ごしているうちに鳥羽港へ到着。
いよいよ、紀伊半島に上陸しました!!
ここから最南端を目指して、ひたすら南下の限界ツーリングが始まります。