2019年夏 第二次東北周遊ツーリング⑥
東北周遊ツーリング6日目。
この日は、三陸海岸を南下し、
東北周遊ツーリングスタートの地、仙台を目指します。
今回のツーリングの中でも
とても楽しみにしていた三陸エリア。
しかしながらこの日は窓の外を見ていると・・・
朝立ちやー
とりあえず、今回宿泊した宿は朝食が付いていたのでいただきます。
内容はオーソドックスな感じでした。
最近増設されたカプセル付きですが
カプセルの場合は宿泊料金は4500円程度とお得になりますが
カプセル構造があまり宜しくなく、ルーム内が狭く使い勝手があまり良くなかったです。
(無理に独立型にする必要は無く、一般的なカプセル型で良いのでは?)
シングル室との差額も1000円少々なので
私のようにカプセルを好んで泊まりたい方を除けば
シングルの部屋を選んだ方が無難かも知れません (^^:
さて、残念ながら雨の中出発です。
この日は雨さえ降っていなければ
前日のリベンジとして再び浄土ヶ浜や
本州最東端の、とどヶ崎灯台へ行くつもりでしたが
かなり本格的に、普通であれば走るのも躊躇う
豪雨寸前のレベルで雨が降っているため
午後以降は天候回復が見込める気仙沼方面へ足早に向かいます。
国道45号線を走行。
左手には津波対策堤防が高くそびえています。
三陸の海がところどころで見えますね。
こちらは山田町です。
一瞬、雨が小康状態になったので
景色が良いPAへ立ち寄りました。
8年前、眼下の街を呑み込む大津波が襲ったとは思えないほど
風光明媚で綺麗な景色です。
沖の海上は晴れていそうです。
本当に三陸の海は綺麗です (^^)
こちらは、大船渡の海岸線です。
道の駅 「さんりく」に立ち寄りました (^^)
2年前も訪れました。
2年前はここでホタテやらワカメやら色々買って行きましたが・・・
クール便だと送料が掛かってしまうのと。
私より早く辿りついて受け取れない場合があるので
ここでは本ツーリング唯一のお土産として
日持ちがして、スペースを取らないこちらを購入しました。
これ、物凄く美味かったです (^^)
特に我が家で使用している醤油と、ごはんとの相性が素晴らしい!!
しかしながら、雨はさらにヤバさを増してきました。
今年は完全に三陸は敗北ですね。
雨雲のレーダーを見てみると
とりあえずは宮城県に入れば期待が持てそうなので先へ・・・
こちらは大船渡港。
震災直後はTV放映などで津波が襲う姿が流れた場所です。
東日本大震災の津波被害としては最も甚大だった地域の一つです。
2年前、初めてこの地域へ足を踏み入れた時も思いましたが
改めて、私らの想像を遥かに超える災害だったと実感します。
こちらは津波浸水区域の表示です。
陸前高田へ差し掛かりました。
こちらは、「奇跡の一本松」のすぐ近くに
移転開業を目指し建設中の道の駅「高田松原」です。
そして、こちらが、旧道の駅「高田松原」です。
往時のこの地域は、道の駅に名が冠されるほど綺麗な松原だったそうですが
1本を除き全て流出し、今は見る影もありません。
道の駅の建物の様子が、津波の破壊力を物語っています。
2年前に来た時は、周囲は未だ、ただ荒れ地が広がるのみでしたが
今は田園が再建されています。
復興の歩みを感じることができますね (^^)
道路も以前は未舗装区間が続いていましたが
とても綺麗に整備されました。
国道45号が生活に欠かせない住民にとっては長年の悲願だったでしょう。
やはり、こうして被災地を実際に目の当たりにすると
復興が着実に進んでいるとはいえ
日本人なら考えさせられるものがございます。
ここ、陸前高田市内で給油を行い、(GSが営業再開されていたのは嬉しいです)
遂に今回東北周遊ツーリングの舞台として最後になる
宮城県に再突入しました。
県境付近から見る三陸の海。
雨はここで上がり、
県境越境時には雨に降られず綺麗な景色を楽しめる法則は守られました (^^)
雨も上がったことで、
時間的にも比較的余裕があるため
この後は、本ツーリング最後の舞台として牡鹿半島を目指すべく南下します。
こちらは気仙沼付近を走行中です。
南三陸町へ入ったところで
2年前は、今回とは逆に宮城県内に入った途端豪雨に見舞われた
こちらは、南三陸町防災庁舎。
8年前の震災の日、迫り来る大津波を前に
最後まで町民に避難を呼び掛け続けた女性職員の悲劇の場です。
そのような映画でしか起こり得ないことが
実際に8年前、この場で起きたのです。
最敬礼せずにはいられません。
建物もほとんどが流されるか、破壊され、再建が着実に進んでいるとはいえ
商店街にあった震災前当時の写真と比べると面影はありません。
お昼に立ち寄ったのは
商店街にある「海たろう」という海鮮丼専門店でした。
こちらのお店の目玉商品の海鮮丼をいただきます。
とても美味しかったです!!
特にタコが肉厚でみずみずしく、とても美味しかったです。
食べログでも高評価です (^^)
震災によって、往時の面影は消えてしまったところが
南三陸町に限らずほとんどだと思います。
ですが、私はとても素晴らしい地域だと思っています。
機会がある限り、三陸を訪れ続けたいと思います (^^)
googleマップで時間を見たところ
ここから牡鹿の先端、御番所公園までは約80km
1時間少々の道のりで、ゆっくりと夕暮れの海を眺められそうです。
こちらは、南三陸町内の漁港。
何年か前に大型バイクで訪れたところです。
この地が、仙台側からのツーリングの北限地。
ついに結ばりました (^^)
やはり宮城県はとても良い。
来るたびに移住したくなります。
目の前には女川が見えます。
国道398号で女川方面へ。
牡鹿半島を北側から廻ります。
こちらは東北一の大河、北上川です。
この付近も随分綺麗になりました。
こちらは震災発生時
襲来した大津波により児童の大半が亡くなられる悲劇があった
大川小学校跡です。
国道398号沿いは、都市部から離れているため
道路の復興がまだまだ進行中の様子でした。
ところどころ路面が悪い状態が続いていました。
景色は最高です!!
しかしながらここで
本来予定していた、女川へ通じる国道398号が途中で寸断されており
先へ進めない様子。
どうも本来掛かっている橋が無くなってしまっているようです・・・
以前、この付近を訪れた時は
女川からここを通過し、南三陸へ行った記憶があるので
震災によって道路が寸断されている訳では無さそう・・・
googleマップを見返してみても
この地域が通行できないとの表示は無いが
忽然と橋の区間だけ、国道が途絶えてしまっているようだ。
牡鹿半島先端の御番所公園まで、あと20km少々の地点で困ったことになった。
まったく想定外でした (^^:
とにかく、ここに居ても先へ進めないので
とりあえずは来た道を北上川の付近まで戻り
国道45号で女川を大回りで迂回
今、頑張って走ればなんとか日没に間に合うかも・・・・
スピードを速めて急ぎます。
かなり早いスピードで走ったつもりですが
石巻を経由し、牡鹿半島の西岸に出るまでに1時間半は要しました。
こちらは4月にも訪れた
支倉常長が欧州へと旅立った月浦です。
ここから御番所公園までは20kmほど
なんとかギリ、日没には間に合いそう・・・・
と思っていましたが
今度は海沿いの県道2号が、想定外の通行止め。
(というより、ここは大型バイクでしか来たことがないため
ナビに任せて走っていたのでルートがよくわかっていなかった)
牡鹿半島中央部で迷走に迷走を重ね、
残念ながら、コバルトライン上のこの地点で完全に日没を迎えることとなり
日没となった途端、路肩にシカやらタヌキの姿を見掛けるようになり
これ以上の走行は危険と判断。
目前に仙台湾と島々を望むこの地点をゴールとしました。
御番所公園から金華山を眺め、ツーリングを締めくくることはできませんでした。
写真奥に輝いて見えるのは仙台市街です。
ルート上の想定外に想定外が重なり
最後はなんとも後味の悪いこととなりましたが・・・
まだ、明るさが残るなかで最後の1枚を撮れたので、良しとしましょう。
ここで完全に真っ暗になってしまったため
本日のお宿がある仙台港へと急ぎます。
こちらは松島市内です。
松島で若干、再び雨がパラ付き始めましたが
レインスーツを要するまでではありませんでした。
こちらは多賀城市内です。
遂にスタートの地である仙台市へ。
本日のお宿
私にとって仙台での常宿となっている
「ドーミーインEXPRESS仙台シーサイド」には22時前の到着と
かなり遅くなってしまいました。
(実はこちらのお宿、立地が少々わかりにくくナビ無しのRVではまた迷走しました
RVへのナビ搭載も真剣に検討せねばなりませんね)
第二次東北周遊 達成しました!!
お疲れ様でございました (^^)
やはり、東北の旅の締め括りは
こちらの、仙台では私が最も推しているお宿。
今回は、翌日13時チェックアウトのプランのため
ゆっくりと疲れを癒します (^^)
本日は悪天候や想定外の事態も多く、疲れたツーリングとなりましたが
とても充実していたと思います (^^)
いよいよ次は最終日となります。