山形県米沢・赤湯温泉ツーリング①

6月上旬に梅雨入りしてから、約1ヶ月近く。

令和元年の梅雨は、昨年とは打って変わって
梅雨寒と長雨が象徴的で、冷夏の気配を伺わせるものですが・・・

7月1日~2日
連日、見事な雨予報の中で
大変なチャンスとも言うべき貴重な晴れ予報が出ており

しかも天気が良いのは東北方面。


全国的に天気が悪い時期だと、私の経験上
東北も例外なく悪いことが多い中で、大変に貴重なチャンスとのことで

緊急で、山形県は米沢へ向かう1泊2日のツーリングを企画しました。



当初は、宮城県の松島にある湯ノ原温泉へ行くツーリングを計画しましたが
それなりに人気の温泉宿であり、思い立った3日前では当然のことながら予約不可
そこで、米沢へ方向転換しましたが、
米沢近辺に目ぼしい宿が無く(良い宿はたくさんありますが、満室か予算オーバー)

唯一あったのが、南陽市の赤湯温泉にある
丹泉ホテルというところでした。




今回も、長距離高速ツーリングでスカイウェイブの出動ということで
ツーリングプラン東北を申込み、
対象区間をフルに高速を使っても7500円均一です (^^)


出発は6時過ぎ頃。

ツーリングプランに外環道も含まれるため、
外環道、草加ICより高速に乗りました。

こちらは草加ICへ向かう途中の国道4号
空には分厚い雲が掛かり、今にも雨が降り出しそうです。
この日、天気が良いのは東北だけでした。

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まずは蓮田SAへ立ち寄りました。

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ここでは、朝食にパンを食べました。
まぁまぁのお味でした (^^:

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蓮田SAを出発する頃に、本格的な雨が降り始めましたが、

私はジャケットやパンツに、Never Wet Neoという防水加工を施しているので
レインスーツは着ずに出発しました。

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久々の東北道です (^^)


このあと、那須高原SAでも休憩を取り、

雨はここで止みました。

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わりかし、本格的な雨区間でしたが、
Never Wet Neoの性能はさすが!!
体内には全く浸水しませんでした。

これは、余程の豪雨でなければレインスーツいらずですね (^^)




郡山JCTから、磐越道を走行します。

磐越道、こちらもかな~り久々です (^^)

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こちらは、磐梯山SAへ立ち寄った時のもの。
まさに今、このプランで来ております (^^)

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磐越道は、ツーリングプランの終点の会津若松ICで降りました。

こちらはIC直前。
眼下に若松市街地が見えてきました。

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米沢を目指すには、東北道を北上し山形道が最短ルートですが
それではツーリングプランの範囲を超えてしまうため
敢えて遠回りルートの会津経由となりました。




会津若松からは国道121号を走行します。

ここ、前々から走りたいと思っていた道です (^^)
会津を囲む山々が綺麗な風景です。

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県境を超え、山形県に入ると、一気に晴れ間が広がってきました (^^)

夏山ワインディングは爽快です。

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こちらは、途中で立ち寄った道の駅「田沢」です。
晴れると気温が上がって暑いですね (^^:

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米沢までもう少しです。

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米沢へ辿りつきました!!

ここまで、なかなか長い距離でした (^^)

まずは、今回のツーリング第一目標である
米沢牛を食べに行きます。

食べログで事前に見つけた高評価のオススメ店 「おおき」へ。

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ここ、なかなかの有名店だそうです。
米沢が出身の私の先輩も推していました (^^)



米沢牛の最も美味い食べ方と言えば、やはり牛鍋ですね。

牛鍋定食をいただきました (^^)

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食感もお味も、極上級にウマい!!
米沢牛 最高ですね!!


そして、気になっていた牛寿司も頂きました。
こちらもとても美味しかったです!!
良質な牛肉は寿司で頂けるのも良いですね (^^)

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因みに、こちらのお店。
米沢牛が美味いのは勿論のことですが、

特筆すべきは米の美味さです。
さすがは米処の米沢だけあります。
これだけでも、ここへ来る価値がありますね。





食後は、米沢へ来たら、必ず行っておきたい場所へ向かいます。

こちらは米沢駅前です。

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訪れたのはこちら、「春日山林泉寺」です。

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そう、あの上越春日山林泉寺と同じです。

米沢へ転封となった上杉家によって造られた、
越後時代と同じく菩提寺林泉寺です。


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拝観料を支払い、中に入ると

地元の案内人の方に

メチャクチャ熱く、1時間以上に渡って
林泉寺直江兼続、上杉家の歴史について
説明を受けました


まぁ、全部知っていたのですが・・・

でも、改めて地元の方にお話を伺うと
上杉家の長い歴史や、この地へ転封となってからも
伝統と気風を守り抜いて来た偉大さを感じることが出来ましたね (^^)




そして、これはさすがの私も知らなかったのですが・・・

米沢林泉寺の仏像などは、
全て越後から運んできたものだそうです。


越後から米沢とあれば、
現代でも往来には苦労する地域。
現代のような街道も無く、
いくつもの山々を徒歩で越えねばならない当時としては
想像を絶する大変な労力を要した事でしょう。

謙信公の御遺体も、このようにして運ばれたのでしょう。




また、当時の上杉家の事業として、
これまた想像を絶するものの一つに
朝日軍道」と言うものもあります。

これは、最上氏により分断された米沢と庄内の領地の往来のために
標高2000m級の山々の尾根に連絡路を、わずか1年あまりで敷設したものです。


関ヶ原の戦いの後には廃道となりましたが、
現在でも尾根道の跡は残っているそうで、
今人でも、到底その場に道を通すことはできないであろう一大事業です。



改めて

当時の人々は凄い!!

と実感しましたね (^^:




長かったご説明も終わり、
直江兼続公のお墓へお参りします。

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こちらは、直江兼続をお祀りしているほか
上杉家に関係がある、女性の方々をお祀りしております。

謙信公の姉として有名な、仙桃院の墓もこちらにあります。







こちらは上杉景勝夫人の、甲州夫人 菊姫の墓です。

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家臣または一族の関係者のお墓でしょうね。
他にも、家臣と思しき名前のお墓がいくつもありました。

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米沢へ来たならば、是非訪れておきたいところです (^^)






さて、陽も暮れてきたことで、
謙信公の廟所へお伺いするのは翌日とし、

上杉神社 (米沢城) へ向かうことにしました。

林泉寺からは走ること5分程度です。

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既に参拝できる時間は過ぎてしまいましたので
周囲の散策です。




天地人、私も全話見ました (^^)
丁度10年前ですね。

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米沢城は、伊達政宗の生誕の地でもあります。
あまり、知られていない事実ですね。

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こちらは、幕末の名君 上杉鷹山公です。
後世、「日本で最も優れた政治家」と評された名君です。

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こちらは、上杉家の家祖 謙信公です。

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最後に、夕陽に映える米沢城の全景です。

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平城で、規模はそこまで大きくないですが
越後から続く長く偉大な歴史が詰まった地ですね (^^)







それでは、この日の宿泊場の赤湯温泉へ向かいます。

こちらは国道13号を走行中。

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置賜の山々の風景がとても綺麗でした (^^)

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途中、田園地帯で写真を撮りました。

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置賜の山々に囲まれる田園風景、素晴らしいですね (^^)

東北の景色は最高です!!

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陽が暮れた頃に、赤湯温泉街へ到着しました。

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ここで夕食です。

赤湯と言えば、「赤湯辛味噌ラーメン」が有名です。

横浜のラーメン博物館にも出店している超有名店
龍上海」の本店を訪れました!!

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ラー博で食べて以来、十何年ぶりの赤湯辛味噌ラーメン。

さぞ辛いかと思いきや、
辛さの中にも旨みのコクがしっかりしており
風味豊かで実に食べやすいです。
麺も私の好みで実に美味い!!

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散策が早く終わったため、本店を訪れられたのも良かったです。

また是非とも食べたいですね!!






そして、こちらがこの日のお宿です。

赤湯温泉 「丹泉ホテル」

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如何にも昭和チックで、随所に70~80年代の
温泉保養ブーム時代の造りが見える古いホテルでしたが

温泉は泉質も良く、部屋は広々としており
不快な虫も出ずに、快適に過ごせました (^^)

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この日はマッサージをしたり、お酒を飲んだり、温泉を楽しみながら
夜を過ごしました (^^)