総括能登半島④
今年の能登半島ツーリングも最終日。
いよいよ本日は東京に帰ることになります。
しかし今回は帰りも存分にツーリングを楽しむべく
来た時のように高速道路をフルで使うのではなく
朝食を食べ、朝9時過ぎには出発です。
ホテル ドーミーイン富山の外観。
天然温泉も付いてとても良いところでした(^^)
若干手狭ながらも屋根つきの駐輪場がありました。
下の写真は暖機運転中。
富山城脇を通過。
まだ一度も行ったことがないんですよね・・・
国道8号を新潟方向へ走ります。
今日も晴天で暑いですが、車は少なく快走そのもの!!
神通川橋梁を通過。
新潟県内に入り、まず最初に寄ったのは
今回のツーリングで楽しみにしていたスポットの一つ
親不知の断壁です。
親不知から見る日本海。
これも今回見たかった景色の一つでございます(^^)
この日は遠く、対岸の能登半島の姿も見えました。
今回のツーリングは本当に綺麗な海ばかり。
なんてツイているんでしょww
ちなみにこの親不知、名前の由来は
つい近世まで北陸道最大の難所であり、「親が子を、子が親を顧みる余裕はない」
との所以より呼ばれるようになったと言われています。
また、所謂東日本と西日本の境目がこの親不知であるとも言われています。
交通の難所ゆえに文化の往来が容易でなく、
ここより西の越中や越前、加賀では上方(京都)の文化を色濃く受け
東側の越後では東国の文化が発展していったそうです。
現代でも方言の違いにその名残が見られますね。
(富山弁や能登、石川の方言は上方言葉に限りなく近いのです)
ただ、景色が良いだけでなくこうした所以がある場所だからこそ
私はとても魅力に感じるのです(^^)
親不知を突破し、東国に入ってからもひたすら国道8号を走ります。
親不知ピアパークを通過。
相変わらず海は綺麗です(^^)
走ってみてこれまた驚きですが・・・
海がとても近く、常に青々と輝いた日本海を横目に見ながら走れます。
1桁国道でこんな絶景ロードは関東にはありませんね(^^)
こんな海を日々眺めながら暮らしていけるなんて、
越後の方々が羨ましいです。
うみてらす名立を通過。
8番のおにぎり
さてさて、今回のツーリングの最後のお立ち寄りスポットが近付いて来ました。
戦国越後の名君、上杉家の居城、春日山城でございます(^^)
しかし暑いですねぇ・・・
お盆時期ではありますが人はまばらです。
ここには上杉謙信公はじめ、歴代上杉家当主が祀られています。
立派で壮大ですね。上杉家の威信を感じさせます(^^)
夏空にお寺。これぞ夏の原風景です。
神仏信仰のある私は、ここから先は写真を撮りませんでしたが、
中も実に立派な造りでした(^^)
また、敷地内には上杉家にまつわる展示がなされている資料館があり、
上杉家の戦いの歩みが記されておりました。
大変興味深いのと、大変涼しかったためすっかり長居してしまいました(^^:
今回は春日山神社の麓に駐車。
前回は謙信公の銅像がある辺りの駐車場に止められたは良いのですが、
遠回りとなる玄人向けルートで山頂まで登ったためすっかり完全な登山に・・・
今回は神社の方から登ります(^^)
山頂へは30分前後くらいで着きましたが、それでもご老体にはキツし・・・
こちらが山頂から眺める上越の街並みです(^^)
あらら・・・先ほどまで快晴でしたがスコールの雲が。
直江津・柏崎方向。
大河ドラマとまったく同じ景色です(^^)
ちなみにこちらが今年4月の桜満開の時の景色。
春日山城からのこの景色、一目見てとても気に入りました(^^)
きっと謙信公や遠藤憲一景勝公も
ここから毎日領民を見守って下さったことでしょう。
高い山から遠くに山々の頂と、海と眼下の街を見下ろす景観は、
我が地元の国分城山公園によく似ていると思います。
東の越後春日山、西の薩摩城山と自分の中では二大景観スポットです。
城山公園
山頂に居る時に先ほどのスコールが掛かってきて、猛烈な雨が降ってきましたが
なんとか雨宿りし、最後に春日山神社への参拝も欠かしませんでした。
勿論、毘沙門天の神様に今度の試験の必勝祈願です。
この時点で勝利を確信したのは言うまでもありません。
これで今回のツーリング、全ての行程を終え、あとは東京に帰るだけです。
上越高田ICより高速に乗ります。
雨上がりの田園の景色が美しい(^^)
また来たい地でございます。
ここからが長い東京までの帰路ですが、
燃費最優先で時速80km前後での走行に努めました。
長野付近を走行中。
途中、夕焼けがとても綺麗でした。
上信越道で上田方面への山あいに入ると、
途端に気温が下がって寒くなってきました。
東部湯の丸SAで休憩。
夕食は信州蕎麦です(^^)
ここから先、関越道に至るまでの山間部は気温が15℃程まで下がるほど寒く
ジャケットのインテークを全て閉めてなんとかしのげる程でした。
この時ばかりは本当に全面メッシュジャケットでなく良かったと思いました。
また、濃霧と断続的な雨で走るのが危険なほどの状況でした(^^:
雨は断続的に強く降ったり止んだりでしたが・・・
もう少しで史上初。夏の遠征で一度もレインスーツを着ない記録達成のため
ずぶぬれになりつつも耐え忍んで走り続けました(^^:
帰りもスムーズに走行でき、自宅への到着は日付を跨ぐことなく23:15
日付内の帰宅はなかなかのペースでございました。
今回のツーリングの走行距離は、1373kmとなりました。